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Windows XP SP2で思うこと

ソフトウェアのバージョンアップって、そう手放しで喜べるものじゃないなあ・・・と思う。

Windows XP SP2なんて、確かにセキュリティは向上するんだろうけれども、ブラウザベースで提供されるサービスが軒並み影響をうけそうだ。某有名ウィルスチェックソフトだって、ガチガチにセキュリティをかけたらブラウザの表示が急に遅くなったってある先輩がボヤいていた。せっかく光をひいても、パソコンのセキュリティソフトで何十分の一かに遅くなっていては報われない。「金返せ!」って言いたくなるよね。

だからといってバージョンアップを判断するのもしないのも自己責任だっていわれてもねえ!ソフト会社に勤めていて矛盾するようだけど、そんなときだけユーザに高いスキルを求めるなんて、都合よすぎじゃない?
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by haruyamablog | 2004-08-31 22:50

キメラとサイボーグ

アニメの世界では、デフォルメされた未来が描かれている。
デフォルメするってことは、非現実性と現実性とのメリハリをつけるってこと。
そういう視点で最近のSFアニメを、また子供向けの作品をみているとあることに気づいた。

たとえば、ポケモン。以前から子供が一生懸命みているのを横目で見ていて思っていたが、最近の映画を子供と見に行って改めて気づいたのは、人間以外の出てくる動物が全てポケモンなんだ。普通の犬や猫、鳥なんてどこにも出てこない。ポケモンそのものは人工的なキメラ(合成動物)なんだよね。

一方で、これは大人向けだけど攻殻機動隊の最近の映画のイノセンスを見ていて思ったのは、この作品の世界では電脳につながらない人間が存在しないかのよう。程度の差はあれ人間は全員サイボーグ化(擬態化)していて、動物だけが生身である。

僕が子供のころ、キメラというとレオポン(ライオンと豹のあいの子)を思い出す。そしてサイボーグというと「サイボーグ009」と「キャシャーン」かなあ。いずれも子供ながら知的には魅力的な存在である反面、物悲しい、なんとなく暗いイメージがつきまとっていた。いつの間にか、キメラはポケモンと名をかえてあっけらかんと子供の常識にしみ込み、サイボーグは擬態化とよばれて僕らの世代にも否定しようのない近未来の世界になっているように思う。そこでは以前のネガティブなイメージは限りなく希薄化されている。最近の映画のキャシャーンは、よくできた作品だったけど人造人間であることの「業」とか「哀しみ」は伝わってこなかった。

アニメの教育効果を云々いうつもりはサラサラない。たぶんつくっている人たちもそういう意識はないはず。単に作品のなかで非現実性と現実性とのメリハリをつけただけなのだろう。そして、人間の想像力と創造力はデフォルメした際の非現実性を消化し、いずれ現実へと変えていく。漠然とそんなことを最近考えている。
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by haruyamablog | 2004-08-29 17:24

網代温泉

共働きで小さな子供がいると、ケガをしたの熱をだしたの、保育園の行事だので何かと休暇をコマギレにつかってしまうのだけど、今回ほんとうに久しぶりにちゃんと休暇をとって(2日半だけど)、宮崎から出てきている母も一緒に家族で網代温泉に行ってきた。

いつもは帰省をしてもW2でPHSでネットにつないで・・・と仕事から離れないのだけど、当然のごとく家族から不評のため、今回はまる2日間ネット断ち。オフラインの自分と周囲を眺めることにした。


網代って漁港・魚市場・干物・温泉というところ。観光スポットらしきものはほとんどない。
散歩をすると、つぶれて張り紙がしてあるお店や旅館があちこちにある。街全体はなんとも活気がないのだけど、僕らが泊まった旅館をはじめ、とても混んでいるところもある。そういう旅館の特徴は、思うに以下のようなことだろうか。

 (1)ホームページで丁寧にPRしている
 (2)ペット可、あるいは温泉に家族予約や部屋付き温泉風呂などをつくっているなど
   いろいろ工夫をしている
   
僕も今回は、ちょっと高かったけどネットで予約して温泉檜風呂付きの部屋にとまった。いつでも好きなときに入れたのが子供づれにはGood。ほかにどういう人が利用するかと聞いたら、家族連れのほかにアトピーや手術の傷跡があるとかで、共用温泉には入りづらい人などが予約してくるとか。家内は「この宿の温泉はアトピーにいいんだって!優太(息子の名)のアトピーもかなりよくなったみたい」と喜んでいた。

干物屋さんが30軒くらいならぶという「ひもの銀座」を見て歩いたが、こちらも元気がある店とそうでない店の差がくっきり。元気な店は同じ干物でもおいしそうにみえるから不思議。楽天市場にも出店しているとか、気に入ったらホームページでも注文できますよとか、そういうPRを聞いて、さびれた(失礼!)観光地で出会ったネットの接点と、たぶん発生しているはずのデジタルデバイドを推察した。


まあそれはそれとして、温泉につかってリフレッシュしてきました。
ちょっと最近疲れ気味だったので、ちょうどよい休暇だったと思う。家内に感謝!
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by haruyamablog | 2004-08-24 15:59

誠実な心で駈引きをする(その2)

前回の続き。

「"駆引き"って何だと思う?」って高校生に僕は問いかけて、まったくの自分勝手な考えなのだけど、そうはずれてもいないと思うんだって以下のような説明をした

・"駈引き"は、ゲームで自分が勝つため、少なくとも負けないための工夫である。
 人を欺くこととは一線を画す。決してズルイことでもなく、また努力して習得しないと
 使えない技術でもある。
 -最近では一橋大学にも「ゲーム理論」の先生もいるしね。

・ITベンチャーに来て思ったのは、こちらは弱小零細企業だから、どれほどトンガッタ価値を
 持っていてプロジェクトを牽引していても、様々な交渉のなかで大波小波が打ち寄せてき
 て、足を引っ張られてひきずりこまれる危険と背中合わせになる。それは大手企業では
 意識すらしなくてもよいことなんだけど。そういうなかで、常に自分たちが波にのまれない
 ように、常に真っ先に浮かんでいられるように舵をとる必要がある。
 僕自身は正直、銀行員時代はまったく考えてもいなかったのだけれど、ベンチャーに
 来てこの舵取り(=駈引き)の重要性を身にしみて考えるようになった。
 -もちろん、常に注目され浮かび上がってしまう「価値」もあるだろうけど、油断していると
   大変なことになる。「世界最高のケチャップだ!」と言っても、「マヨネーズとしては
   失格だ!」ってイチャモンがつくことだってあるのだから。
 -それに世の中では、詐欺まがいの話が持ちかけられることもある。そういうわなに
   ひっかからないためにも、「誠実に駈引きをする」感覚は重要なんだよね。

・恋愛をゲームにたとえるのは高校生諸君には不謹慎だとおもわれるかもしれない
 けど、好きな人に思いを伝えることだって"駈引き"をするかどうかは大事だと思う。
 思いをバカ正直に伝えればよいというものでもない。自分の心に正直に正直に
 ストーカーみたいにつきまとって嫌われたって仕方ないだろう?ちょっとだけでも
 自分を、相手を客観的にみること。そして少なくとも負けない(嫌われない)工夫を
 すること。なかなかそう上手くはいかないだろうけど、そうやって努力することは
 確実に自分を高めることにもなると思うよ。

う~む、今となってみれば自分のことをさしおいて恥ずかしい話をしたものだ。
でも母校の生徒を前にすると、妙におせっかいをしてみたい気持ちになるんだよね。

先日、母校の大学で講義を1回だけ持ったとき、ビジネスモデルの作り方などを
めぐっていろんな話をしたのだけど、実はこの「誠実な心で駈引きをする」という話は
時間がなくてあえて削除した。講義のレポートを読みながら、講義で紹介したエピソード
に反応して感想を書いてくれた人が結構いたので、そういえば大学生はどう思うか、
聞いてみたかったなあと思い出した次第。
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by haruyamablog | 2004-08-22 06:43

誠実な心で駈引きをする(その1)

昨年の夏、出身高校でのイベントによばれて話をした。その前に数学の担任が校長先生になったということで、全国の高校の校長会(こんなのがあるんだね)で上京した恩師を囲んで飲んだのだけど、そのときに盛り上がってしまって、とうとう公式の企画(シンポジウム)になってしまったというわけ。

メンバーは例のテレビ局のディレクターと大学の先生、ITベンチャー経営者の僕と会計士と医師という全員が同級生。

で、当日は体育館で1500人(!)の全校生徒とその父兄が集まる中、彼らに人生を語るという、なんともおこがましいことをしたわけである。

僕は何を話したかというと、その時ちょうど考えていた「誠実な心で駈引きをするって大事だよね」っていう話をした。君たちは「誠実でいなさい!」って先生から教育されているだろうけど、それと「駈引き」をすることは対立することではないんだよって。ゲーム理論と、ベンチャーでの経験談、そして恋愛の話を例にして。

そうしたら、そのあとの質問で35人くらい控え室に生徒が来たのだけれど、そのうち5~6人が、その話に感動したって言っていた。

その話をもう少し詳しくしようと思う。ちょっと酔っ払ったので、次回は明日で
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by haruyamablog | 2004-08-21 18:58

ITの知識

技術面で知らないことは今でも山ほどある。
ITといっても分野は幅広いから、技術者といってもどこかの専門家で知識にも経験にも粗密がある。また、そもそも日進月歩の世界だからセカンドオピニオンで確認しないと聞きかじりをそのまま知識にすると火傷する。

で、それにもかかわらず「プロでござる」という涼しい顔をして先端技術が売り物のITベンチャーの営業をしているわけだが、あらためて思うといつごろからこんなに面の皮が厚くなったのかな・・・。

結局人間が考えること。技術を使いこなすも使われるも心がけ次第、と割り切ったのか、もとからそう思っているのか。自分でも度胸が据わっていると思う。

そうはいっても往訪先で知らない言葉が出てくると冷や汗がでる(笑)。
もどってこっそり「IT用語辞典」を読んで、あたかも前から知っているかのような顔をしたりする。僕もオヤジになったものだ。
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by haruyamablog | 2004-08-20 01:30

やっと講義の集計がおわったあ!

この夏学期もIT経営研究会で講義を担当した。オリエンテーションを除くと12回、講義形式が7回と対談が5回で計17名の研究会メンバーと特別ゲストが協力しての、考えてみればすごい講義である。

その話はとにかく、レポートと出席の結果、講義への貢献度などを加味してようやく集計作業がおわった。まだよく確認しないといけないのだけれど、とりあえずホッとする。

それにしても、今回の夏講義は皆勤賞の学生が44名もいて、昨年の冬学期の12名に比べてもすごく皆まじめ!それにこの講義は「レポートと出席の合計で7割以上を満たせ」という結構厳しい条件なので、例年4~5割の学生は途中で脱落してしまうのだが、今回の脱落者は17%くらいだった。講義の時間をいつもと変えたからかな。それとも学生が年々まじめにならざるをえない時代なのか・・・。期待通りITを使った講義に、学生が慣れてきているならば大変うれしいのだけど。

7回分のレポートの採点結果をこれから公開します。DWPのレポートボックスは、自分の提出したレポートを確認できるようになっているから、ぜひどういうフラグがついているか参考にしてください。
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by haruyamablog | 2004-08-18 00:56

自転車通勤のはなし

ITとは離れる話題だけど、テレビ局に勤める高校時代の友人が開設したHP
けっこう面白い。

彼の本もメルマガもなかなか大したもの。昔からわかりやすくてテンポのある
文章を書くヤツだったかな。

実は個人的に一番好きなのは自転車通勤本ではなくて「銭湯の時間」。国立で下宿時代は、アパートには風呂がなかったから、鶴の湯、松の湯によく行ったなあ・・・。この本のなかでも触れている銭湯が今は職場の近くで、たまに行きます。この界隈は「神田川」の舞台の近くなのだ。
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by haruyamablog | 2004-08-17 20:03

ITリテラシーの本質

CSK有賀さんのエッセイで、実践eコマース論のことをとりあげている。

「彼らは現代社会の便利さが、相当程度ITでコントロールされている
 ことに気付いていなかったのだ」

との指摘、ある意味この講義の発端となった「ITリテラシー」の本質を突いていると
思う。
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by haruyamablog | 2004-08-16 21:18

ITの特徴を逆手にとる

いつもは「ITを使ってどのような新しい切り口を実現できるか!」という
ことを考えている。

得意技はWebコラボレーション。僕がいる会社のAlternaxは情報共有から電子商取引までいろいろカバーできるから、想像力をかきたてるよいソフトだと思う。

それ以外にも以前、シンクタンクに出向中に研究したICカードを使ったモデルも得意技かも。あの時に書いた論文は、何かとお金をかけるだけの力技(しかもむなしく空を切ることがほとんど)だったICカードビジネスを、モデルとして整理してアプローチを考えようとした挑戦的な作品だったと今でも思っている。続編をぜひ発表したい。

それで、映画オールナイトでふと思ったのだけど、逆に「ITの特徴を逆手にとる」企画というのもありだと思う。つまりITの活用で再編されてしまったビジネスモデルに対して、まったく別のアプローチで挑むというもの。そういう発想ってきっと面白いよね。
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by haruyamablog | 2004-08-15 07:24